「タイで一人暮らしをしてみたい。でも、部屋探しや契約まで一人でできるだろうか」。海外移住を考えていると、仕事と同じくらい住まいのことが気になりますよね。写真ではきれいなコンドでも、毎日の通勤や入居後の管理まで分かるわけではありません。私も、住んでみて初めて気づいたことが何度もあります。
タイのコンド選びでは、家賃と部屋の見た目だけでなく、実際の通勤経路、建物の管理、契約の費用負担まで確認することが大切です。自分の生活に合った住まいを選べると、海外で一人で暮らす毎日はかなり楽になります。一方、合わない部屋を選ぶと、渋滞や設備の不具合への対応が、仕事以外の時間まで削ってしまいます。
タイで暮らし始めてから、私は住む場所や働く環境の変化に合わせて引っ越してきました。今回は、これまで暮らした6つの住まいを振り返りながら、物件の探し方、内見、契約、入居後の困りごと、退去時のデポジットまで、実体験をもとにまとめます。これからタイで現地採用として働く方や、初めて海外で一人暮らしをする方の参考になればうれしいです。
なお、この記事に出てくる金額や対応は、私が住んだ物件での当時の経験です。現在の相場や、すべてのオーナー・契約に共通する条件を示すものではありません。
タイで暮らした6つの住まいと、引っ越した理由
最初の住まい|友人の近くに住み、片道約1時間の電車通勤
移住して最初に住んだのは、アジアティークなどがあるエリアでした。もともとタイ人の友人がいたので、その友人の住まいに近い場所を選びました。知らない国で暮らし始めるとき、知り合いの近くに住むという判断は、私にとって自然なものでした。
ただ、職場はトンロー周辺にあり、BTSを使った通勤には片道1時間ほどかかっていた記憶があります。日本で暮らしていたころの感覚では「電車通勤1時間なんて当たり前」です。最初はそれほど気にしていませんでした。
ところが生活に慣れてくると、独身で住む場所を自分で決められるのに、毎日往復2時間以上を通勤に使う理由が、だんだん分からなくなってきました(笑)。そこで契約満了に合わせて会社に近いエリアへ移ることにしました。
2つ目の住まい|会社まで徒歩5分以内、契約を更新して暮らした部屋
次は、会社まで歩いて5分以内のコンドに引っ越しました。前の住まいで感じた通勤の負担を減らしたかったからです。同じタイでの生活でも、住む場所が変わるだけで、毎日の時間の使い方は変わります。
このコンドには特に不便がなく、契約を更新して、その後もお世話になりました。目立った不満がなければ住み続ける、という選択もできます。引っ越しには手間もお金もかかるので、毎年必ず新しい物件を探す必要はないと思います。
3つ目の住まい|同じ建物で広い部屋へ。転職で立地の評価が一変
その次は、同じコンド内の別の階に移りました。家賃が変わらず、部屋が広くなる話だったため、当時の私には魅力的な条件でした。ところが、入居して2か月ほどで転職し、徒歩通勤から車通勤に変わります。
それまで便利だったトンローの立地が、新しい通勤先には合いませんでした。私が住んでいた場所からは高速道路に入りにくく、帰宅時も渋滞に巻き込まれます。渋滞がなければ片道1時間以内で行き来できるのに、3時間以上かかることもありました。
入社して間もない時期に、「仕事を変えるか、交通の便がよい住まいに移るか」と考えるほど、移動が負担になりました。結局、この部屋は契約期間の途中で退去しました。1年契約の途中での引っ越しは、できればこれを最後にしたいです。駅に近い人気エリアでも、自分の通勤に便利とは限らないと痛感しました。
4つ目の住まい|交通も暮らしも便利。ただし家賃が気になった
急いで探した次の部屋は、結果的にかなり気に入った物件でした。トンローから少し北へ移り、車での通勤がしやすくなりました。スーパーやモール、MRTの駅も徒歩圏内で、立地と内装の両方に満足していました。
ここで暮らすうちに、家賃が少し高いことはずっと気になっていました。部屋が気に入っていても、毎月の固定費が自分の感覚と合わないと、その小さな引っかかりは続きます。そこで、同じエリアで家賃を下げられる物件へ移ることにしました。
5つ目の住まい|家賃を下げた一方、管理と防犯に不安が残った
次に選んだのは、前のコンドの向かい側にある物件です。生活圏を大きく変えずに済む点はよかったのですが、住んでから管理体制の問題を感じるようになりました。ネットで注文した商品が、コンド側での受け取り・保管の過程で何度か見つからなくなってしまったのです。
さらに、落とし物をしたときに防犯カメラの映像を確認できないか相談したところ、コンド全体の半分以上のカメラが作動していないと分かりました。管理側からは、修理・メンテナンスの費用が払えず、そのままになっていると説明されました。
これは、あくまで私が住んだ一つの建物での経験です。ただ、私にとっては「防犯カメラが設置されていること」と「実際に機能していること」は別だと知る出来事でした。安心して暮らすには不安が残り、引っ越すことにしました。
現在の住まい|高速道路へのアクセスと、しっかりした管理が決め手
現在は、以前のエリアから少し東へ移った、日本人居住者が比較的少ないエリアのコンドで暮らしています。決め手は、高速道路へのアクセスのよさと、管理部門の対応がしっかりしていると感じたことでした。
今は快適に生活しています。引っ越しを繰り返すなかで、自分に合う条件が少しずつはっきりしてきました。日本人が多いエリアかどうか、建物が新しいかどうかだけでは、私の暮らしやすさは決まらなかったのだと思います。
家賃と立地、私がコンド選びで優先してきたこと
私の優先順位は「金額、広さ、車通勤の便」
今回振り返ってみると、私の優先順位は、金額、部屋の広さ、通勤時の交通の便、セキュリティ、周辺の飲食店、その他の条件という順番です。駅までの距離、築年数、共用部の充実度は、私の場合は後ろに来ます。
私は男性で体も大きいため、一人暮らしでも広めの部屋が希望です。一方、建物が古いこと自体はそこまで気になりません。これまで暮らした6つの住まいのうち、築浅だったのは2件で、それ以外は築10〜20年程度の物件でした。新しさより、予算の範囲でゆったり暮らせることを重視してきました。
平日は毎日車通勤なので、私にはBTSやMRTの駅よりも、高速道路への入りやすさが重要です。電車は週末に使うかどうか、という頻度だからです。ただし、電車通勤をする方なら優先順位は変わります。私の条件をそのまままねるより、自分の平日の動きを具体的に考えることが大切です。
家賃は、海外で一人で暮らし続けるための固定費
少し高い部屋に住んでから家賃を下げた経験があるので、私は「払えるか」だけでなく「毎月払っていて気にならないか」も大事だと感じています。現地採用で暮らす場合、自分の収入のなかで住居費とほかの生活費を調整していくことになります。
家賃だけを下げても、通勤がつらくなったり、管理への不安が増えたりすれば、満足度が上がるとは限りません。毎月の支出と、部屋で安心して休めることの両方を考えたいところです。生活費全体のイメージは、関連記事「タイ・バンコク一人暮らしの生活費|月41,500バーツの内訳を公開」も参考にしてください。
タイのコンドはどう探す?私が使ってきた方法
地図でエリアを絞り、気になる建物から探す
現在の住まいより前は、物件サイトを使って部屋を探していました。まずGoogleマップなどで住みたいエリアを見て、気になるコンドを探します。建物名が分かったらGoogleで検索し、出てきた物件サイトから問い合わせて、内見に進むという流れです。
部屋の写真から探す方法もありますが、私には「住みたいエリアや建物を先に決める」探し方が合っていました。通勤の便を重視するようになってからは、部屋の内装がよくても、生活の動線が合うかを先に考えるようにしています。
返信がなかった現在の物件は、受付に直接聞いてみた
現在住んでいるコンドは、検索で見つけたサイトに問い合わせても、まったく返信がありませんでした。普通ならそこで候補から外すかもしれませんが、私は逆に気になってしまい、直接コンドまで行ってみました(笑)。
受付で空き部屋があるか確認したところ、後日内見できることになり、そのまま契約につながりました。必ずこの方法で見つかるわけではありませんが、興味のある建物がはっきりしているなら、受付で相談してみるのも一つの方法です。
仲介業者やオーナーとのやり取りは何語?
私がこれまでお願いしたのは、英語でやり取りできるタイ人の不動産エージェントです。日本語対応のエージェントや日系不動産会社を使った経験はありません。これは私の経験上そうだったというだけで、現地採用だから英語の業者を選ばなければいけないわけではありません。
相手が英語に不慣れなこともあり、その場合はGoogle翻訳やAIを使って補ってきました。短い文章に分けて、何が起きているのか、何をお願いしたいのかを整理すると伝えやすくなります。ただ、契約の金額や負担条件まで、翻訳の文章だけで分かったつもりにはなりたくありません。意味が曖昧な部分は質問し、回答を残しておくことが大切だと思います。
語学に不安がある方は、使える言語や対応内容も含めて仲介業者を選ぶとよいと思います。仕事で感じてきた英語の必要性については、関連記事「タイ現地採用で英語力はどこまで必要?実際の職場で感じたリアルを解説」にもまとめています。
内見では分からなかった、入居後の困りごと
エアコンのクリーニングは、費用の負担先まで確認する
住み始めてからエージェントに連絡する理由として、私のなかで多いのがエアコンのクリーニングです。私の住まいでは年に2回程度を目安に行ってきました。掃除をせずに使い続けて、送風口から水が出てきたこともあります。水漏れの原因が毎回同じとは限らないので、不具合が出たら状況を伝えて確認してもらいます。
私の経験ではオーナーがクリーニング費用を負担してくれる契約が多かったのですが、6件のうち1件は借主負担と契約書に書かれていました。当時の費用は1台600バーツ程度だったと記憶しています。ただし、これは現在の料金や一般的な負担ルールを保証するものではありません。
「エアコンは付いているか」だけでなく、「清掃は誰が手配し、誰が払うか」まで、契約前に確認したいです。小さな条件でも、毎年必要になる作業なら、暮らし始めてから違いが出てきます。
電子レンジ、水道、給湯器。設備の故障はまず相談する
電子レンジが故障したり、キッチンの水道から水がぽたぽた落ちたり、シャワーの給湯器が壊れたりしたこともあります。もともと部屋に付いていた設備については、私の経験ではオーナー側で修理や交換に対応してくれることが多かったです。
ただし、何でも必ず無料で直してもらえるという意味ではありません。故障の原因や契約内容によって扱いは変わります。問題が出たら、自分で修理を発注する前に、写真や動画を添えてエージェントに相談し、費用負担と手配方法を確認しておくと話が進めやすいです。
20階でも虫は出る。高層階だけで安心はできなかった
私も以前は、高層階なら虫が上がってこないと思っていました。ところが、20階に住んでいてもゴキブリや蚊は出ます。高さだけで虫の心配がなくなるわけではありませんでした。
私が住んだ物件では、シンクやシャワーの排水口から虫が上がってくるように感じることもありました。部屋だけを掃除しても、建物側の管理が関係していそうだと、借主一人では対応しきれない難しさがあります。繰り返すようなら、管理事務所やエージェントに状況を共有したいところです。
ペストコントロール、つまり害虫駆除のサービスを案内しているコンドもありました。私が見てきたなかには、月1回、無料で室内の薬剤散布を申し込める物件もあります。利用条件や頻度は物件ごとに確認が必要ですが、共用部の掲示板を見たり、管理事務所に聞いたりする価値はあります。薬剤を自分で使う場合も、製品の使用方法を確認し、判断に迷うときは業者へ相談したいです。
トラブルが起きたら、誰に連絡してどう進める?
私はまずエージェントに、状況と希望をセットで伝える
部屋の設備が壊れた場合、私はまずエージェントに連絡しています。その後、エージェントがオーナーに確認し、対応方法を知らせてくれる流れです。「壊れました」だけでなく、どんな不具合で、修理を希望するのか、交換を相談したいのかまで伝えると進めやすいと感じています。
交換を希望するときは、似た製品の価格を調べて共有することもあります。もちろん、調べたから必ず希望が通るわけではありません。それでも、相手が判断する材料をこちらから出すと、説明の往復を減らしやすくなります。
私の場合、交換品が数日以内に届いたこともありました。修理であれば、自分が部屋にいられる時間を伝え、業者の訪問を調整します。こうした対応には、連絡をする時間だけでなく、仕事と立ち会いの予定を合わせる手間もあります。一人暮らしの自由さと同時に感じる、生活を回すための負担です。
近隣トラブルは未経験。起きたときの相談先を決めておく
私はまだ、ご近所トラブルを実際に経験したことはありません。もし起きたら、まずエージェントに相談しようと考えています。自分のタイ語で説明しようとして話がこじれるより、状況を整理して伝えてもらうほうが進めやすそうだからです。
建物全体の設備や共用部の問題なら、管理事務所への連絡が必要な場面もあると思います。部屋のことは誰に、建物のことは誰に相談するのか。入居時に連絡先を控えておくだけでも、困ったときに最初の一歩を取りやすくなります。
次に内見するなら、私が必ず確認したいポイント

西向きの部屋は、夕方の直射日光まで確認する
私が内見で特に気にするのは、西日がどのくらい入るかです。契約途中で退去した部屋は西日が強烈でした。ベランダの窓にはダークブルーの遮光フィルムが貼られていましたが、それでも夕方はサウナのように感じました。
直射日光が入ると、暑さだけでなく、カーテンや床、家具の日焼けも気になります。西向きという表示だけで決めつけず、隣の建物やひさし、窓の位置を含めて、実際に日が差し込むかを見たいです。可能なら夕方にも確認できると、自分が過ごす時間帯の様子を想像しやすくなります。
家具の撤去や家電の交換は、契約前に相談する
部屋全体の家具を見て、必要な物と不要な物を考えるのもおすすめです。私の場合、不要な家具の撤去を断られたことはありません。小さな冷蔵庫を冷凍庫付きの大きな物にしてほしい、洗濯機を入れてほしい、電子レンジが欲しいと相談し、了承してもらった経験もあります。
もちろん、どの物件でも同じように応じてもらえるとは限りません。内見の場ですぐに判断できなければ、写真を撮って持ち帰り、契約前に相談してみるとよいと思います。合意できた内容は、撤去・交換する物と実施時期が分かる形で残しておきたいです。
警備員や防犯カメラは、設備の有無と運用の両方を見る
管理で不安を感じた経験があるので、今はエントランスや警備の様子も気になります。来訪者はどのように入館するのか、宅配便を誰が受け取り、どう管理するのか、防犯設備に不具合が出たらどう対応するのか。見た目が立派なロビーでも、日々の運用までは分かりません。
すべてを内見だけで見抜くことは難しいです。それでも、質問したときの説明の分かりやすさや、管理側の対応は判断材料になります。私は現在のコンドで管理部門の対応に感動したことが、入居を決める大きな理由になりました。
契約前と入居時に確認しておきたいこと
契約期間、途中解約、清掃や修理の負担を読む
私が探してきた長期滞在向けの物件では、1年契約を前提に話が進むことが多く、引っ越しも契約満了に合わせてきました。ただし、契約期間や更新の条件は物件ごとに異なります。途中解約の扱いも含め、署名前に確認しておきたいです。
契約書は似ているように見えても、エアコン清掃など細かな負担が違うことがあります。私は一度は全体を読み、分からない部分をそのままにしないことをおすすめします。家賃、支払日、初期費用の内訳、更新や退去の通知方法、修理の連絡先、デポジットの返金時期などは、後で読み返せるように整理すると便利です。
私の経験では、デポジットとして家賃2か月分と、初月の家賃1か月分を合わせた金額を用意するケースがありました。これは私が経験した条件であり、タイのすべての賃貸に必要な一律の金額ではありません。実際の支払いは契約内容と適用されるルールを確認し、支払った記録も残しておきたいです。
入居直後の写真は、未来の自分を助ける記録になる

最初から壊れている物や汚れがあれば、写真を撮ってエージェントへ報告しておくと、退去時に説明しやすくなります。部屋全体の雰囲気だけでなく、床や壁の傷、家具の状態、家電が動くかどうかも確認しておきたいです。
私が特に記録しておけばよかったと思ったのは、備品です。大きな家具は覚えていても、枕のような小さな物まで正確に記憶するのは難しいものです。備品一覧と写真を照らし合わせ、気づいた違いを入居時に伝えておくと、後から記憶だけでやり取りせずに済みます。
退去時のデポジットは返ってきた?私の経験
満額返金は3回。差し引かれたことも2回ある
私が経験した5回の退去では、デポジットが満額返ってきたのは3回で、2回は何かしら差し引かれました。退去時の掃除が中途半端だったことや、もともとあったとされた枕が見当たらなかったことなどが理由でした。
枕については、正直なところ、最初からあった記憶がありませんでした。ただ、こちらにも写真などの記録がなく、確認する材料が足りませんでした。「覚えていない」と伝えるだけでは、話を進めるのが難しかったです。
清掃代についても、負担するべきなのか疑問が残ったやり取りがありました。半年ほどやり取りが続き、最終的には私が面倒になって負担を受け入れました(笑)。差し引きがあったときも、家賃1か月分に少し足したくらいは戻ってきた記憶です。ただし、私が受け入れたことと、その請求が妥当だったかどうかは別の話です。
この経験から、今なら控除の理由、金額、入居時の記録を早めに照らし合わせたいと思います。オーナーとのやり取りだけでなく、契約条件や明細を確認できる状態にしておくことが、自分を助けると感じます。
退去前に、清掃・備品・鍵の返却を一つずつ確認する
退去が決まったら、通知の期限と方法、立ち会いの日時、必要な清掃、鍵やカードの返却、残っている支払い、返金先を確認しておきたいです。引っ越し当日は荷物を運ぶことで手いっぱいになりがちなので、契約と入居時の写真を先に見返すと、確認漏れを減らせます。
退去直前の部屋も写真で残し、指摘があれば、その場で内容を確認できるのが理想です。デポジットが戻るまでを含めて引っ越し、と考えておいたほうが、私のように後から長いやり取りを抱えずに済むかもしれません。
タイで一人で暮らす気楽さと、住まいを自分で守る負担
住む場所を自分の都合で選べるのは、一人で海外生活をする気楽さの一つだと思います。友人の近く、職場の近く、広い部屋、家賃を抑えた部屋。私も、そのときの自分が大事にしたい条件に合わせて住まいを変えてきました。
一方で、転職をすると便利だった場所が不便になり、管理が合わなければ自分で次の物件を探すことになります。設備の修理を頼む、業者の訪問に立ち会う、返金について説明を求める。日々の仕事に加えて、こうした連絡や判断を自分で引き受ける負担もあります。
だからこそ、私にとって住まい選びは、毎月の家賃だけの問題ではありません。帰宅して落ち着けるか、困ったときに連絡がつく相手がいるか、通勤で疲れ切らずに済むか。それが、タイで一人で暮らし続ける気持ちの余裕につながっています。
移住したらすべてが楽になるわけではありませんが、自分に合わない条件に気づき、選び直すことはできます。最初から完璧な部屋を見つけようとするより、自分の優先順位と、契約上どこまで動けるかを把握しておくことが大切だと思います。
まとめ|コンド選びは、自分の毎日を具体的に想像することから
私の引っ越し経験で大きかったのは、同じ部屋でも働き方が変われば立地の評価が変わることと、建物の管理が暮らしの安心感に直結することでした。家賃や広さに加えて、実際の通勤経路、西日、警備や荷物の管理、設備の修理・清掃の負担まで確認しておくと、入居後の行き違いを減らしやすくなります。
内見では家具や家電の希望も相談し、契約前には費用と退去条件を読み、入居時には傷や備品を写真に残す。地味な作業ですが、退去時の自分を助けてくれます。私も、もっと早く記録しておけばよかったと思うことがありました。
これからタイで暮らす方は、まず「予算はいくらか」「平日はどう通勤するか」「どんな部屋なら安心して休めるか」を書き出してみてください。自分に合った住まいが見つかると、一人で海外に暮らす自由さを、より心地よく感じられると思います。渡航前の準備については、関連記事「タイ移住前に用意すればよかったもの|2019年移住の私が感じた『実はいらなかった物』と本当に必要だった準備」もあわせてご覧ください。


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