タイ現地採用で英語力はどこまで必要?7年働いて感じたリアルを解説

「タイで働いてみたいけど、英語に自信がない…」

タイ現地採用を目指す人の多くが、最初に不安になるのが英語力だと思います。実際、私自身もタイで働き始める前は、「英語がペラペラじゃないと無理なのでは?」とかなり不安でした。

ですが、実際にタイで7年以上働いてみて感じるのは、完璧な英語力が必要なわけではないということです。

もちろん、全く話せない状態だと仕事探しの幅はかなり狭まります。ただ一方で、「最低限の日常会話+仕事で使う単語」を少しずつ覚えていけば、タイ現地採用として働くことは十分可能だとも感じています。

今回は、実際にタイで現地採用として働いている私の経験をもとに、タイ就職で必要な英語力についてリアルな感覚をお話ししていきます。

タイ現地採用で英語力は本当に必要?

結論から言うと、私個人としては最低限の英会話力は必要だと思っています。

タイはもちろんタイ語が公用語ですが、都市部や若い世代を中心に英語を話せる人も増えている印象があります。

ただ、日本人向け求人だからといって、日本語だけで完結するケースは多くありません。

私の勤務先でも、日本人同士は日本語ですが、タイ人スタッフとの会話やメールは基本的に英語です。社外とのやり取りも英語が中心になります。

もちろん、日本語通訳が常駐している会社もあります。ただ、そのような求人は数が限られている印象です。

特に現地採用の場合、駐在員ほど手厚いサポートが付くケースは少ないため、「ある程度自分でコミュニケーションが取れること」を求められる場面は多いと思います。

逆に言うと、最低限でも英語が使えるだけで応募できる求人はかなり増えます。

タイ現地採用で求められる英語レベルの目安

では、どの程度の英語力が必要なのか。

これは職種や会社によってかなり違いますが、私の感覚では「話す力」が特に重要だと思います。

日本人に多いのが、「英文は読めるし書けるけど、会話になると全然口から出てこない」というパターンです。

ですが、実際の仕事では口頭でのやり取りがかなり多いです。

  • タイ人スタッフとの相談
  • 会議
  • 電話
  • 社内チャット
  • 工場や店舗での確認

こういった場面では、とにかく「伝えようとする力」が必要になります。

逆に、文法が多少間違っていてもほぼと問題ありません。

タイ人も英語は第2言語です。ネイティブ同士の会話のような完璧さを求められることは少なく、「お互い伝わればOK」という空気感の会社もかなり多い印象があります。

私自身、TOEICは受けたことがありません。履歴書には大昔に受けた英検やIELTSを書いていた記憶がありますが、それが採用にどれほど影響したかは正直分かりません。

それよりも面接では、「英語で最低限コミュニケーションできるか」「今後も学ぶ姿勢があるか」を見られていた気がします。

職種別|必要な英語力はかなり違う

タイ現地採用では、職種によって求められる英語力がかなり変わります。

カスタマーサポート

日本人顧客向けであれば、日本語中心で働けるケースもあります。

ただし、社内連携やエスカレーションで英語が必要になることは多い印象です。

簡単な英会話ができるだけでもかなり働きやすくなると思います。

営業職

営業は比較的英語力が求められやすい職種だと思います。

現地採用で専属通訳が付くケースはかなり少ないため、タイ人スタッフとの連携や顧客対応で英語を使う場面が多くなります。

私自身も営業職を経験していますが、社内コミュニケーションは完全に英語です。

IT系

IT系は特に英語必須なケースが多い印象です。

エンジニア同士のやり取り、仕様確認、ドキュメントなども英語になることが多いため、ある程度しっかりした英語力が必要になると思います。

工場系

工場では通訳がいるケースも比較的あります。

ただし、現場スタッフは英語が得意ではない場合も多く、むしろタイ語が必要になるケースもあります。

工場勤務は「英語だけできればOK」というわけでもないのが難しいところです。

事務職

事務職は通訳が付く可能性がかなり低いため、英語でのやり取りはほぼ必須だと思います。

メール、書類、社内調整など、英語を使う場面がかなり多い印象です。

マネジメント職

高いポジションになると通訳が付く場合もあります。

ただ、実際には部下との距離感を縮めたり、細かいニュアンスを伝えるために、英語やタイ語を学ぶ人も多い印象です。

実際の職場では何語を使うのか

これは会社によってかなり違います。

私の会社の場合、社内公用語が英語なので、基本的に英語で仕事をしています。

  • 社内会話
  • メール
  • 会議
  • 社外対応

ほぼ全て英語です。

一方で、工場やローカル企業寄りの会社だと、タイ語中心になるケースもあるようです。

特に地方工場ではタイ語が重要になることも多いと聞きます。

つまり、「タイで働く=英語だけ」ではなく、会社によって必要な言語環境はかなり違うということです。

英語ができない状態でタイ就職するとどうなるか

これはあくまで私個人の考えですが、英語が全くできない状態だと、かなり苦戦すると思います。

実際、私がこれまで働いた会社はどちらも「ビジネスレベル英語」が応募条件でした。

とはいえ、実際に入社してみると、そこまで高度な英語力が必要だったわけではありません。

むしろ、

  • 分からなくても聞き返す
  • 単語だけでも伝える
  • 積極的に話そうとする

こういう姿勢の方が大事だった気がします。

ただ、英語が全く話せないと、そもそも面接でかなり不利になります。

特に未経験でタイ就職を目指す場合、英語力はかなり重要な武器になると思います。

私自身、最初の会社に入社した時は社会人経験がありませんでした。もし英語も全くできなかったら、仕事を見つけるのはかなり厳しかったと思います。

また、英語ができないと、入社後のコミュニケーションにもかなり苦労すると思います。

タイ人スタッフとの会話、簡単な確認、雑談など、日々の細かいやり取りが難しくなるからです。

そのため、入社時点で完璧でなくてもいいので、「今後英語を学んでいく姿勢」はかなり重要だと思います。

英語ができると有利になるポイント

英語ができる最大のメリットは、やはり応募できる求人が増えることです。

日本語だけOKの求人と、「英語も使える人歓迎」の求人では、後者の方が給与条件が良いケースも多い印象があります。

また、英語ができると日系企業だけでなく、外資系企業への転職もしやすくなります。

タイは海外企業も多いため、英語ができることでキャリアの幅がかなり広がると感じています。

実際、私の周囲でも英語力を伸ばして転職し、給与アップした人はかなりいます。

特に営業職やマネジメント職では、「日本語+英語」ができるだけで重宝されるケースは多いです。

逆に、日本語しか使えない場合、どうしても仕事の選択肢が限られやすくなります。

タイで長くキャリアを積みたいのであれば、英語力は少しずつでも伸ばしていった方がいいと思います。

英語が苦手でもタイ現地採用になる方法

では、英語に自信がない人はどうすればいいのか。

私個人としては、まず「話せるふりをしてみる」のも意外と大事だと思っています。

もちろん嘘をつけという意味ではありません。

ただ、日本人は必要以上に「完璧に話せないとダメ」と思い込みすぎている気がします。

実際には、中学・高校レベルの英語でも、意外と簡単なコミュニケーションはできます。

最初から完璧を目指すより、まずは「とにかく話してみる」ことが重要だと思います。

例えば、

  • 簡単な自己紹介を練習する
  • 毎日英語を少し声に出す
  • 海外ドラマのフレーズを真似する
  • 英語で独り言を言う

こういう小さい積み重ねでも、意外と効果があります。

それでも厳しい場合は、日本語オンリー求人を紹介してくれる転職エージェントを活用する方法もあります。

ただ、入社後に「英語力を伸ばしてください」と言われるケースは多いようです。

結局のところ、タイで長く働くなら、英語かタイ語は少しずつでも学び続ける必要があると思います。

実際にタイで働いて感じる「必要な英語力」

では、実際にタイで働く中で、どんな英語が必要なのか。

私が感じるのは、まず専門用語を覚えることがかなり重要だということです。

例えば、

  • 工場なら工場の単語
  • ITならIT用語
  • 病院なら医療英語
  • 営業なら見積・納期・価格交渉の表現

このように、職種によって使う単語がかなり違います。

逆に言うと、日常英会話が多少苦手でも、仕事で使う単語を覚えるだけでかなり仕事がしやすくなるケースもあります。

また、同僚の英語を真似するのもかなり勉強になります。

私は入社当初、同僚がどういうメールを書いているかをかなり見ていました。

社内チャットの言い回し、会議での言葉の使い方などを真似するだけでも、かなり自然な英語に近づけると思います。

タイで働いていると、「英語を勉強する」というより、「仕事をしながら必要な英語を覚える」という感覚に近いかもしれません。

タイ現地採用を目指す人におすすめの英語勉強法

私自身、最初は海外アーティストの音楽をたくさん聴くところから始めました。

ただ、音楽だけだと使われる単語に偏りがあることにも気付きました。

最近はNetflixやYouTubeを英語で見ることが多いです。

特に、

  • 日常会話系ドラマ
  • 海外YouTuber
  • インタビュー動画
  • Ted Talk

などはかなり勉強になると思います。

分からないフレーズがあれば、その都度少し調べるだけでも記憶に残りやすいです。

最近は英会話アプリもかなり増えていますし、昔より英語学習のハードルはかなり下がっていると思います。

特にタイ就職を目指す場合は、「読む・書く」よりも、「聞く・話す」を意識した方が実践的だと思います。

まとめ|完璧な英語より「最低限の会話力」が重要

ここまで書いてきたように、タイ現地採用で働くなら、英語はかなり重要だと思います。

ただし、ネイティブレベルの完璧な英語が必要というわけではありません。

むしろ、

  • 最低限の会話ができる
  • 相手に伝えようとする
  • 分からなくても聞き返せる
  • 今後も学ぶ姿勢がある

こういった部分の方が、実際の現場では大事だったりします。

特にタイでは、英語は「ネイティブ同士の英語」ではなく、「第2言語同士のコミュニケーション」として使われる場面がかなり多いです。

だからこそ、まずは完璧を目指しすぎず、「最低限会話できるレベル」を目標にするだけでも十分意味があると思います。

もし、この記事を読んで「まだタイ就職まで時間がある」という方であれば、今のうちから少しずつ英語に触れておくことをおすすめします。

英会話スクールでも、YouTubeでも、Netflixでも、方法は何でもいいと思います。

タイで働き始めてからも、英語もタイ語も結局ずっと勉強です。

ただ、その積み重ねが、仕事の幅や生活の自由度を少しずつ広げてくれるのは間違いないと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です