「タイ移住する前に、何を日本から持って行けばいいんだろう?」
初めて海外移住をする方なら、かなり気になるポイントだと思います。
私自身、タイに移住して7年以上が経ちました。移住前は「日本から大量に荷物を持っていくべきか」「現地で生活用品は揃うのか」など、考えていた記憶があります。
ですが、今振り返ってみると、大量の荷物は必要ありませんでした。
むしろ重要だったのは、「何を持っていくか」よりも、お金・クレジットカード・日本の携帯番号維持などの生活基盤をどう整えるかです。
今回は、タイ移住7年目の私が、実際に「持ってきてよかった物」「別に必要なかった物」「移住前にやっておくべきだったこと」をリアルな体験ベースでまとめます。
タイ移住前に「持ってくればよかった」と後悔したもの
まず結論から言うと、正直そこまでありません。
これは本当に意外かもしれませんが、タイでは大体の物が普通に買えます。
特にバンコクのような都市部で生活する場合、日本人向けスーパー、ショッピングモール、薬局、家電量販店などが普通にあります。
そのため、「日本から大量に荷物を持っていかないと生活できない」ということはまずありません。
実際、私がタイに来た時の荷物はかなり少なかったです。
- スーツケース1個
- 大きめのリュック1個
中身もかなりシンプルでした。
- パソコン
- スマホ
- 服
- 現金
- 日本のクレジットカード
本当にこれくらいです。
ただ、唯一毎回思うのは、日本の調味料はタイだと高いということ。
特に私の大好きな「かどやのごま油」は、なぜかタイだとかなり高いです。
もちろんタイでも買えますが、日本の感覚で買うと「高っ」と感じます。
料理をよくする方で、こだわりの調味料や好きな食品がある場合は、日本から持ってきてもいいかもしれません。
AIに「必要そう」と言われた物を実際に検証してみた
記事を書くにあたり、AIにも「タイ移住前に必要そうな物」を聞いてみました。
すると、こんな物を提案されました。
- 日本製の胃薬
- 常備薬
- 日本サイズの衣類
- PC周辺機器
- クレジットカード
- 日本の印鑑
- ノートPC
- モバイルバッテリー
私の感覚で言うと、日本のクレジットカード以外は「絶対必要」というほどではありません。
大体タイで調達できます。
もちろん、持病がある方の薬は別です。
ただ、普通の風邪薬程度ならタイの薬局やコンビニでも買えます。
ノートPCについても、日本で既に使っている物があるなら持ってくればいいと思います。
ただ、必要なら高性能なPCがタイでも普通に買えます。
実際私は、日本で使っていたノートPCをそのまま持ってきました。
ノンアイロンのワイシャツは地味に助かった
書いていて思い出したのですが、私は毎日白いワイシャツを着る仕事をしています。
そして、アイロンがけがかなり面倒なタイプです。
なので、日本で安売りしていたノンアイロンワイシャツを5枚ほど持ってきました。
これは結果的にかなり便利でした。
とはいえ、これも「タイでは買えない」というわけではありません。
結局のところ、ある程度お金に余裕があるなら、身軽に来て現地調達するスタイルで全く問題ないと思います。
タイで現地調達できるもの・できないもの
タイ移住後、多くの方はアパートやコンドミニアムを借りることになると思います。
タイの賃貸物件は、日本と違って家具付きが基本です。
最初から下記が揃っているケースも多いです。
- ベッド
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- エアコン
- 机
- 椅子
- クローゼット
つまり、入居初日から普通に生活できます。
すぐに必要になるのは、せいぜい下記くらいです。
- 枕
- タオル
- トイレットペーパー
- 洗面用具
これらも全部スーパーで買えます。
タイで普通に買えるもの
下記のような物は、特にこだわりがなければ全部タイで揃います。
- シャンプー
- 洗剤
- 日用品
- 家電
- 服
- ドライヤー
- 扇風機
- アイロン
バンコクなら大型ショッピングモールが大量にありますし、日本人向けスーパーもあります。
そのため、日本と同じ感覚で生活できます。
むしろ、日本より便利だなと思うこともあります。
逆にタイだと高いもの
一方で、日本食関連はやはり高いです。
特に下記は高い印象があります。
- 日本酒
- 焼酎
- 日本のウィスキー
- 日本製調味料
- 輸入食品
お酒は本当に高いです。
日本の2〜3倍くらいすることも普通にあります。
料理好きな方は、日本からお気に入りの調味料を少し持ってきてもいいかもしれません。
タイ移住前に本当に準備しておくべきお金関係
個人的には、この記事で一番重要なのはここです。
荷物はどうにでもなります。
ですが、お金関係はかなり重要です。
私がタイ移住した時は、無収入でも3か月くらい生活できる程度の現金を持っていました。
さらに、タイで使える日本発行のクレジットカードを2枚持参していました。
結果的には問題ありませんでした。
ただ、今振り返ると、3か月分だと少し不安かなと思います。
理想を言えば、半年程度は無収入でも生活できる資金があるとかなり安心です。
特にタイでは、コンド契約時にまとまったお金が必要になります。
一般的には、
- デポジット2か月分
- 前家賃1か月分
つまり家賃3か月分を最初に支払う必要があります。
さらに、急病や事故などが起きた場合、病院で高額デポジットを要求される可能性もあります。
クレジットカードがないとかなり危険です。
最悪の場合、受け入れ拒否になる可能性もゼロではありません。
なので、タイ移住前には下記を必ず準備しておくことをおすすめします。
- 国際ブランド付きクレカを複数枚
- 海外キャッシング設定
- 日本銀行口座維持
- 緊急用現金
- デビットカード
特にクレカは本当に重要です。
移住後は日本国内収入がなくなるケースも多く、新規作成が難しくなることがあります。
なので、移住前に作っておいた方がいいです。
タイ移住前にやっておけばよかった手続き
ここもかなり重要です。
タイ移住は「飛行機に乗って行けば終わり」というわけではありません。
日本にいる間しかできない手続きも多いので、事前準備はかなり大切です。
実際、私もタイ移住後に「これ日本でやっておけばよかったな」と思うことがいくつかありました。
日本の携帯番号は絶対に維持したほうがいい
これは本当に重要です。
最近は、日本の銀行・証券口座・クレジットカード・各種サービスでSMS認証が必要になるケースがかなり増えています。
つまり、日本の電話番号を失うと、日本のサービスが使えなくなる可能性があります。
昔は海外移住するなら解約する人も多かったですが、今は維持推奨です。
私は現在、povoを使ってほぼ0円運用しています。
半年間完全放置すると番号が消滅するらしいので、たまに100円程度課金しています。
これだけで日本番号を維持できるので、かなり助かっています。
クレジットカードは移住前に追加作成がおすすめ
これは本当に思います。
タイ移住後、日本国内収入がなくなる方はかなり多いと思います。
そうなると、日本のクレジットカード審査が通りづらくなる場合があります。
そのため、移住前に2〜3枚は持っておいたほうが安心です。
実際、海外生活ではクレカが生命線になります。
- 航空券購入
- ホテル予約
- 急病時
- オンライン決済
- 海外送金
など、あらゆる場面で必要になります。
国際ブランドも分散したほうがいいです。
個人的には、
- VISA
- Mastercard
- JCB(サブ)
あたりがあると安心かなと思います。
住民票を抜くかはちゃんと考えたほうがいい
私は海外移住時に住民票を抜きました。
ただ、この辺りは人によって考え方が分かれる部分です。
住民票を残す場合、住民税や国民年金などの支払い義務が発生します。
一方で、行政サービス面では便利なケースもあります。
なので、自分の状況に合わせて判断したほうがいいです。
ちなみに、私は「完全にタイ移住する」という前提だったので抜きました。
国民年金は意外と迷うポイント
住民票を抜く場合、国民年金の支払い義務はなくなります。
ただし、希望すれば任意加入も可能です。
この辺りは将来的に日本へ戻る可能性があるかなどでも変わると思います。
私は当時かなり悩みました。
海外移住前に、一度ちゃんと調べておくことをおすすめします。
海外転出届と旅レジ登録
海外移住する場合、海外転出届を提出する方が多いと思います。
そして、タイ到着後は外務省の「旅レジ」に登録しておくのがおすすめです。
私は最初よく分かっていませんでしたが、タイで何か大きな事件・災害・クーデターなどが起きた場合に情報が届くらしいです。
タイは比較的平和な国ですが、政治デモなどは普通にあります。
念のため登録しておいて損はないと思います。
SIMロック解除は必要であれば
最近のスマホはSIMフリーが多いので、昔ほど問題にはなりません。
ただ、古い端末を使っている方は要注意です。
SIMロック状態だと、タイのSIMカードが使えません。
タイ到着後すぐにネットが使えないとかなり困ります。
なので、日本にいる間に確認しておきましょう。
タイ移住後に困った意外なポイント
正直、私はタイ移住後に「めちゃくちゃ困った」ということはあまりありませんでした。
ただ、細かい部分ではいくつかありました。
日系スーパーはやっぱり高い
これは何年住んでも思います。
タイは物価が安いイメージがありますが、日本食は別です。
特に輸入品はかなり高いです。
- 日本酒
- 焼酎
- 味噌
- 醤油
- ごま油
- 日本のお菓子
なので、日本食中心で生活したい人は、思ったより生活費が高くなる可能性があります。
ちなみにタイ生活のリアルな生活費については、別記事でも詳しくまとめていますので、気になる方はそちらも参考にしてください。
日本とタイは電圧が違う
これは地味ですが注意点です。
タイは基本的に220Vです。
日本は100Vなので、対応していない家電を使うと壊れる可能性があります。
私は幸い、
- スマホ充電器
- PC充電器
しか持ってきていなかったので問題ありませんでした。
最近の電子機器は海外対応していることが多いですが、一応確認したほうがいいです。
特にドライヤーや炊飯器などは注意です。
初めてのタイ移住なら最低限これだけは持って行くべき
ここまで色々書いてきましたが、結論としては「そこまで大量の荷物はいらない」です。
むしろ軍資金のほうが重要です。
その上で、最低限必要だと思うものをまとめるとこんな感じです。
- パスポート
- 現金
- スマホ
- スマホ充電器
- ノートPC
- PC充電器
- クレジットカード2枚以上
- 常備薬
- 服
- 必要なら変換プラグ
これくらいあれば、正直どうにかなります。
逆に、移住初期で荷物が多すぎるとかなり大変です。
空港移動も大変ですし、コンド探し中に大量の荷物を持って動くのもかなり面倒です。
なので、最初はできるだけ身軽なほうがいいと思います。
まとめ|タイ移住は「荷物」より「資金と準備」が重要
タイ移住前は、「何を持っていけばいいのか」をかなり気にしていました。
ですが、7年以上住んだ今思うのは、「物」は大体現地でどうにかなるということです。
それより重要なのは、
- 十分な生活資金
- クレジットカード
- 日本口座維持
- 日本の電話番号維持
- 各種手続き確認
こういった生活インフラの準備です。
特に初海外移住の方は、不安から荷物を増やしたくなると思います。
ですが、タイはかなり便利な国です。
バンコクなら、日本人が困るものはほぼ手に入ります。
なので、最低限必要なものだけ持って、まずは身軽に来るくらいでちょうどいいと思います。
そして何より、軍資金には余裕を持っておきましょう。

