「タイ現地採用って実際どうなの?」 「海外移住して後悔しない?」 「タイで働くのって楽しそうだけど、現実は厳しい?」
SNSやYouTubeを見ると、タイ移住はキラキラして見えることも多いですよね。 ですが実際に長く住んでみると、楽しいことばかりではありません。
私はタイ在住10年目、現地採用として働き始めて約7年になります。 基本的にはタイ生活に満足していますが、それでも「本当にこの選択で良かったんだろうか」と考えることはあります。
今回は、タイ現地採用に興味がある方へ向けて、 「なぜやめとけと言われるのか」 「後悔しやすい人の特徴」 「逆に向いている人」 について、できるだけリアルにお話しします。
タイ現地採用は「やめとけ」と言われる理由
日本より給与が下がるケースが多い
タイで現地採用として働く場合、まず理解しておきたいのが「給与」です。
特に日本である程度給与をもらっている人ほど、ギャップを感じやすいと思います。
私の場合は、ほぼ新卒に近い状態でタイに来ました。 ですが当時は、学生時代のアルバイト収入と同じか、それ以下くらいの感覚でした。
もちろん当時は今より円高だったという背景もあります。 ただ、それでも「日本で働くより稼げる」という感覚ではありませんでした。
そのため、 「給与が下がるのは絶対嫌」 「日本と同水準以上は欲しい」 という方は、かなり慎重に仕事を選ぶ必要があります。
将来のキャリアに不安を感じやすい
最近、私自身も30代に入り、少し真面目に将来を考えるようになりました。
そこで転職サイトに登録して、自分の市場価値を見てみたのですが、現実はなかなか厳しかったです。
今の給与と同水準、もしくはそれ以下の求人も多く、 「海外経験があるから高待遇」という単純な話ではありませんでした。
もちろん応募してみないと分からない部分もあります。 ですが、海外現地採用は、日本国内のキャリアと比較すると特殊な立場になりやすいのも事実です。
特に、
- 専門スキルがない
- 語学力が弱い
- マネジメント経験がない
- 営業数字など実績が説明できない
このような場合、将来的に選択肢が狭くなる可能性はあります。
ビザ・労働許可証問題
タイ就職で絶対に確認してほしいのが、ビザとワークパーミットです。
通常の企業であれば会社がサポートしてくれます。 ですが、中にはかなりグレーな会社もあります。
例えば、
- ビザ更新を自分でやらされる
- ワークパーミットが出せない
- 観光ビザのまま働かせる
- ビザラン前提
こういったケースもゼロではありません。
最近は減っているとは思いますが、面接時には必ず確認した方がいいポイントです。
タイ現地採用で後悔しやすい人の特徴
貯金ゼロで移住する人
これはかなり危険です。
タイ移住をするなら、最低でも生活費6か月分くらいは持ってきた方が安心です。
海外生活では、想定外の出費がかなりあります。
- 初期費用
- コンド契約費
- 突然の転職
- 病院代
- 航空券代
さらに、仕事が合わない可能性もあります。
「とりあえず来れば何とかなる」は、かなり危険だと思います。
環境変化への耐性が低い人
海外移住は、思っている以上にストレスがあります。
例えば、
- 突然解雇される
- 住居トラブル
- 文化の違い
- 衛生感覚の違い
- 仕事観の違い
日本では当たり前だったことが通じない場面は本当に多いです。
また、「思っていた海外生活と違う」と感じる人も少なくありません。
その結果、
- 短期離職
- 帰国
- キャリア迷子
こうなるケースもあります。
リスクを一切許容できないタイプの人には、正直あまり向いていないと思います。
逆にタイ現地採用が向いている人
海外生活そのものに興味がある人
これはかなり重要です。
「とにかく海外で暮らしてみたい」 「日本以外の環境を経験したい」
こういう気持ちがある人は、タイ生活を楽しめる可能性が高いと思います。
私自身、 「海外で一人暮らししたい」 「どこの国でもいいから住んでみたい」 という気持ちでタイに来ました。
結果として、かなり自分に合っていました。
日本の働き方に疲れている人
もちろん会社によります。 ですが、日本より自由度が高い会社も多いです。
例えば、
- 無駄な根回しが少ない
- 発言しやすい
- 改善提案が通りやすい
- 有休を取りやすい
もちろん、タイにもゴリゴリの日系企業はあります。 ですが、比較的ストレスが少ない働き方をしやすい印象はあります。
東南アジアで長く挑戦したい人
東南アジア市場の成長を見越して働きたい人にも向いていると思います。
目的意識が強い人ほど、海外生活のストレスを乗り越えやすいです。
逆に、 「何となく楽しそう」 だけだと、途中で苦しくなることもあります。
タイ現地採用のリアルな生活費
タイ現地採用の具体的な生活費については、こちらの記事で詳しく書いておりますので、あわせて参照してみてください。
私の場合、生活費はざっくりこんな感じです。
- 家賃:15,000THB
- 食費:3,000THB
- 通信費:500THB
- 光熱費・水道代:2,000THB
- 交際費:10,000THB
合計すると約30,500THB+娯楽費や旅行代です。
もちろん生活レベルによってかなり変わります。
ですが、仮に月給50,000THBあれば、少しずつ貯金も可能だと思います。
タイ現地採用のメリット
生活コストはまだ比較的低い
円安の影響はありますが、それでも日本より安く感じる部分は多いです。
特に魅力なのが住居。
タイでは、
- ジム付き
- プール付き
- 警備員常駐
こういったコンドミニアムが1万THB前後からあります。
冬がないので精神的に安定しやすい
これはかなり個人的な感覚ですが、常夏はメンタル面に良い影響がある気がします。
私は日本にいた頃、冬になると気分が沈みやすかったです。
タイに来てからは、その感覚がかなり減りました。
もちろん常夏が合わない人もいます。 ですが、気候が精神状態に与える影響は想像以上に大きいと思います。
タイ現地採用で失敗しない会社選び
最初の会社選びは本当に重要です。
個人的には、まず転職エージェントに登録するのがおすすめです。
- ブラック企業を避けやすい
- 条件交渉してくれる
- 面接対策してくれる
- 求人の内部情報を教えてくれる
もちろん100%安全ではありません。 ですが、完全に個人で探すよりリスクは減らせると思います。
特に初めての海外就職なら、エージェントを使った方が安心感はかなりあります。
結論|タイ現地採用は「人を選ぶ」
結局のところ、タイ現地採用は全員におすすめできる働き方ではありません。
給与面の不安、キャリアリスク、文化の違いなど、現実的な問題は確実にあります。
ですが、
- 海外で生活したい
- 新しい環境に挑戦したい
- 日本以外の価値観を知りたい
こういった気持ちが強い人には、非常に魅力的な選択肢だと思います。
私自身、決してキラキラした生活ではありません。
ですが、
- 完全週休二日
- 長期有休
- 海外旅行
- ストレス少なめの働き方
こういった環境で、自分らしく生活できています。
タイ移住を考える際は、 「自分は人生で何を重視したいのか」 を一度整理してみるのがおすすめです。
その上でタイが合っているなら、現地採用はかなり面白い選択肢になると思います。

