タイで一人で生きるのは「気楽」だが、「帰れなくなる不安」とは隣り合わせです
タイでの一人暮らしは、想像以上に自由で、精神的に楽だと感じています。私にとってはタイ移住前に想像していた以上かもしれません。
一方で、年齢を重ねるにつれて、「日本に帰りたくなったとき、本当に帰れるのか?」という不安が、静かに、しかし確実に積み上がってきます。
私は今、その狭間にいて、たまに頭をよぎるのです。(お正月休み中で暇すぎるせいかもしれません。)
海外にいると、ふと湧いてくる不安が。。
海外生活に憧れを持つ人はある一定数いらっしゃり、それを達成されている人、これから叶えようとしている人がいると思います。
「日本を出て、自分の力で生きてみたい」「環境を変えたい」
そんな気持ちで海外に飛び出すのは、とても前向きで、私は応援したくなります。
ただ、実際に数年、あるいは10年近く海外で暮らしてみると、
海外に出てきた時にはには想像しなかった(想定していなかった)感情が、ふとした瞬間に顔を出します。
それが、
「このまま、日本に帰れなくなるんじゃないか」
という不安です。
私の状況|タイに来て約7年、30代になって見えてきたもの
私がタイに来たのは2019年。
気づけば、もう7年近くが経とうとしています。
20代は本当にあっという間でした。
私は日本での就業経験はなく、タイ国内で就職し、その後一度転職し、現在は2社目で働いています。
かつての同僚たちの多くは、すでに日本へ帰国しました。
一方で、
- 他国の人と結婚して海外定住した人
- タイ人と結婚して、そのままタイに住み続けている人
こうした人たちもいます。
そんな中、私はというと、今のところ結婚願望も特にありません。
そんなこともあり、「日本に帰る」という選択肢が、はっきりとは見えてこないのです。

30代になって感じ始めた、日本と自分との距離
最近考えるのは、
「私はいつ、日本に帰るんだろう?」
ということです。
それを考えると不安に感じるのは、
「帰りたくなったとき、本当に仕事や居場所はあるのだろうか」
という点です。
今すぐ帰国を考えているわけではありません。
ただ、以下のような状況になれば、日本に戻ることは一気に現実味を帯びます。
- 自分が病気になったとき
- 日本の家族が病気になったとき
- 将来、定年を迎えたとき
- ビザがなくなったとき
特に病気に関しては、極端な話、明日にでも帰国する可能性はゼロではありません。
(さすがにそれはないと思いたいですが…)
独身・現地採用という立場の現実
「帰らなきゃいけないときは、帰るしかない」
これは頭では分かっています。
私の場合、独身なので、タイに残る理由も、日本に戻る理由もは正直そこまで強い動機はありません。
仕事があり、タイが好きだから住んでいる。
それが大きな理由です。
だからこそ、
本当に帰らなければならなくなったときに、ちゃんと帰れる土台を作っておく必要がある
と強く感じるようになりました。
帰国に向けて考えるべき現実① 資金面の備え
まず第一に、資金面です。
よほど劣悪な労働環境で働いていない限り、
片道の日本行き航空券くらいは用意できる人がほとんどだと思います。
ただ、これはあくまで最低条件で、勿論それだけでは足りません。
よく言われるのは、
無収入でも6ヶ月程度生活できる貯金の用意
つまり、給与の4〜6ヶ月分ほどの現金です。
さらに、日本に帰るとなると、
- 家を借りる
- 家具・家電を揃える
- 各種手続きにかかる費用
など、想像以上に出費が重なります。
正直、もう少し現金を多めに持っていたほうが安心だな、と感じています。
最近は円安・バーツ高の影響もあり、
「帰らなければならない状況になっても、何とかなるかな」
と思い込むようにしています。(私自身は貯金が大の苦手です笑)
帰国に向けて考えるべき現実② 日本での仕事と市場価値
次に重要なのが、日本で仕事が見つかるかどうかです。
これは、
- 自分の持っているスキル
- これまでの経歴
が、かなり正直に反映される部分です。
今やっている仕事が、日本にもあるのか。
同業他社は存在するのか。
知り合いのツテを頼れるのか。
私は友人が少ないので、ツテやコネ入社等はほぼ期待できません(笑)。
そのため、定期的に日本の転職サイトをチェックしています。
日本での「自分の市場価値」を把握する重要性
重要なのは、
日本における自分の市場価値を客観的に知ること
だと思います。
- 自分の経歴・スキルを整理する
- それに合致する職種で転職サイトに登録してみる
- 条件に合う求人がどれくらいあるかをリサーチする
これをやると、かなり現実が見えてきます。
正直に言えば、
「もっとスキルアップしないと厳しいな…」
と感じる場面も多いです。
海外で一人で生きる「気楽さ」と「リスク」
海外で一人で生きるのは、精神的にとても楽です。
- 周囲の目を気にしなくていい
- 日本社会の同調圧力から離れられる
- 自分のペースで生きられる
一方で、
何かあったとき、全て自分で判断し、動かなければならない
という厳しさもあります。
特に、帰国という選択肢は、準備をしていないと一気に重荷になります。
まとめ|「いつでも帰れる状態」を作っておくことが安心につながる
結局のところ、
強制的に帰国する前に、いつでも帰れる準備をしておく
これが、海外で一人で生きる上での大きな安心材料だと思います。
- ある程度の貯金
- 日本での仕事のあたりをつけておく
- 学び続け、スキルアップしていく姿勢
考えてみると、
これは海外でも、日本でも、どこで生きていくにしても必要なことですね。
タイでの一人暮らしは楽です。
でも、その楽さの裏側にある不安とも、きちんと向き合っていきたい。
今は、そんなことを考える30代の日々です。

